ジュニアNISAで何を買うのがいいか分からない方へ。
参考になるかはわかりませんが、我が家の購入しているファンドと保有状況を公開しようと思います。
投資ってちょっと怖いし何買えばいいか分かんないし・・・
やり方もいまいち分からないし・・・
だったら普通に貯金して貯めといたほうが安心よね。
普通に銀行に貯めているだけではなかなか増えませんよね〜。
利息もスズメの涙だし、学資保険も返戻率が高くない。
確かに投資にはリスクが伴うので、ジュニアNISAのことをしっかりと理解した上で選んで購入することが必要です。
我が家では主人・私・子ども2人の合わせて4人みんなの分のNISA枠を活用しています。
今年は主人がNISA(120万円)、私は積立NISA(40万円)、子ども2人はジュニアNISA(それぞれ80万円)の投資をしています。
つまり年間NISA関連だけで320万円投資している計算になりますね。
まだ投資スタートからの年数は短いですが全てプラスで推移しています!
米国株式と投資信託メインで7桁を運用中の私ですが、そんな我が家が何を買っているか公開したいと思います。
・ジュニアNISAのメリット、デメリットを知りたい
・ジュニアNISAでどんなファンドを買ったらいいか分からない
まずはジュニアNISAのことを知ろう!
ジュニアNISA(ニーサ)は、2016年1月から口座開設の受付が開始された未成年者少額投資非課税制度の愛称です。
証券会社や銀行などの金融機関で、ジュニアNISA口座を開設して株式や投資信託等を購入すると、本来、約20%の税率で課税される配当金や売買益等が、非課税となる制度です。
非課税投資枠は年間80万円で、非課税期間は最長5年間です。
なお、ジュニアNISAは、3月31日時点で18歳である年の前年の12月31日までは払出し制限があり、これに反して払出しがされた場合にはそれまで非課税で受領した配当金や売買益等について払出し時に生じたものとして課税されますので、注意が必要です。
ジュニアNISAとは
簡単にいうと「0〜19歳までの未成年名義で投資信託や株式を買って、その儲けが非課税になるからお得だよー」っていう子ども用のNISA制度です。
子どもや孫の教育資金としての長期投資などが目的です。
日本の預貯金を長期投資に回してもらって金融資産増加→経済全体の成長へと繋ぐことができる制度です。
メリットの多い制度ですが、もちろんデメリットもあるのでしっかりと制度を理解しましょう。
利用できるかた | 日本在住の0〜19歳 |
非課税になるお金 | 株式・投資信託等への投資で得られる配当金や分配金、譲渡益(値上がりによる利益)などが非課税に |
口座が開設できる数 | 1人1口座で口座の途中変更はできない |
非課税投資できる枠 | 毎年80万円まで(未使用分の繰り越しはなし) |
非課税の期間 | 最長5年間 |
投資可能な期間 | 2016年〜2023年 |
運用・管理をする人 | 未成年者の2親等以内の家族(両親・祖父母等) |
払い出し | 18歳までは原則払い出しはできません(災害等の場合を除く) |
通常の投資だと、配当金や分配金、譲渡益にかかる課税は復興特別所得税を含めて20.315%ですが、ジュニアNISAではそれが非課税になります!
ジュニアNISAで投資できる期間は2023年(令和5年)で終了します。
2023年時点で20歳になっていない場合は、非課税期間を20歳までスライドさせて非課税のまま継続保有(ロールオーバー)できます。
ジュニアNISAのメリット
子どもの教育資金を作ることができる
高校・大学とお金のかかる18歳まで払い出しが出来ないので、投資した分は教育資金としてお金を貯めておくのにちょうどいいです。
払い出し制限を設けて、短期投資ではなく中長期的な投資を促すことを目的にしているそうです。
非課税で運用できて節税になる
普通の運用であればごっそり取られる税金が非課税になります。
しかも制度が終わっても20歳になるまでは非課税で保有が可能です。
子どもに投資のことを教育する機会になる
運用するのは親だとしても、子ども名義の口座での投資なので当然金融資産は子どものものです。
お金の流れを把握したり、投資へ関心を持ったり。金融や投資の仕組みを学べるきっかけになると思います。
ジュニアNISAのデメリット
18歳までは引き出せない
そもそもジュニアNISAは進学や就職といった子どもの将来のための資産形成を目的としています。
そのため18歳という年齢までは払い出しができないようになっています。
無理に投資して今の生活がカツカツになるようでは意味がないですよね。
あくまで投資としての金額が用意できる状態で活用しましょう。
元本割れのリスクがある
投資なので、購入する株や投資信託によっては損をすることもあります。
中長期的な投資に向いている商品を選ぶ必要があるので、ある程度の選定が必要です。
リスクを1ミリでも抱えたくない、という方はやめておきましょう。
手続きが面倒
子どもの口座を作るので、子どもと保護者の分の様々な書類が必要です。
マイナンバー通知書や住民票などの書類を揃えて申し込みを行います。
インターネットでポチッと開設できればいいんですが、そういうわけにもいきませんね。
開設してからさらに投資する商品を選んで購入しないといけないので、そこまでたどり着くのがなかなか面倒です。
ジュニアNISAで株・投資信託購入までの手順
まずは金融機関から書類を入手して、口座を開設しなければいけません。
ジュニアNISAを取り扱っている金融機関は「証券会社、銀行、投信会社、信用金庫、生命保険会社」などなど様々あります。
我が家は楽天証券で購入しています。
購入したいファンドがあることや、我が家のベースが楽天ユーザーであることなどが理由です。
大人のNISAや株・投資信託の口座も楽天証券です。
(ただし主人の個別株の米国株はSBI証券ですが、これは為替手数料の安さで選んでいます。)
あとはインターフェイスが楽天は使いやすいんですよねー。
ちなみに銀行口座も大人と子ども全員分の口座を楽天銀行で作ってます!
楽天証券の場合のジュニアNISA購入手順を簡単にまとめます。
手順1:両親や祖父母など保護者の総合取引口座開設する
登録親権者となる方は、あらかじめ楽天証券の総合取引口座の開設が必要になります。
顧客情報の入力と本人確認書類の提出で、数日後にIDとパスワードが送られてきて開設完了です。
手順2:子どもの銀行口座を開設する
子ども名義の銀行口座がない場合は新しく開設します。
楽天証券で取引する場合は、やっぱり楽天銀行で開設するのが楽です。
楽天銀行からの入金は「らくらく入金」という簡単便利な入金方法があって、本当に便利です。
らくらく入金は、楽天銀行にログインしなくてもワンクリックで24時間リアルタイムで入金ができます
手順3:子どもの未成年口座とジュニアNISA口座開設
楽天証券での開設で必要になる書類は以下の5点です。
- 未成年総合取引口座開設申込書
- 未成年のマイナンバー通知届出書
- 登録親権者の本人確認書類(免許証・パスポートなど)
- 登録親権者と未成年者の続柄が確認できる書類(住民票の写しなど)
- 未成年者の本人確認書類(保険証・住民票の写しなど)
これらの書類を揃えて口座を開設すると、楽天証券のIDとパスワードが発行されます。
そのあとに税務署の審査があり、1〜2週間でジュニアNISA口座が開設されます。
手順4:証券口座で株・投資信託を購入
めでたくジュニアNISA口座が開設され、ログインすると以下のような画面になります。
赤で囲ったジュニアNISAというところをクリックすると、以下のような画面になり、ここから注文ができるようになります。
うーん、書いてて思ったけどやっぱり手続きする手順多いですよね・・・
もう少し手軽に始められるといいんですが、「未成年者の手続き」ということと「税務署の審査がある」という点で、どうしても面倒な手続きになっちゃいますね。
ジュニアNISAで何買う?我が家はこれ!
前置きがながーくなってしまいましたが、我が家で買っているファンドはこちらです!
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
どちらも米国のインデックスファンドです。
インデックスファンドとは、市場平均と同じ動きをする指数に連動する運用を目指している投資信託のことです。
上の2つの商品はファンドの管理費用(信託報酬)が少なく、買い付け手数料がありません(ノーロード)。
ジュニアNISAは18歳まで払い出しができないため、中長期運用ファンドを買うべきです。
知識のある方からしたら「まぁ無難なところだなー。」と言われる買い方なんじゃないかなぁと思います。
ジュニアNISA保有状況
長男
1年目:楽天全米に80万円の枠すべて投資
2年目の今年:楽天全米とeMAXISSlim米国を4万円ずつ積立投資
生まれた年は買わず、1歳の年から投資スタートしました。
次男
1年目:楽天全米とeMAXISSlim米国を40万円ずつ投資
2年目の今年:楽天全米とeMAXISSlim米国を4万円ずつ積立投資
どちらのファンドも米国インデックスなので2018年の年末にガクッと下がりましたが、また盛り返してきましたね。
基本的には買ったらそのままほったらかしです。
どこまで増えるかな〜?楽しみです。
まとめ:ジュニアNISAで買うファンドはインデックスファンドがおすすめです
何度も言っていますが、ジュニアNISAは18歳まで払い出しができません。
なので、値動きの激しい個別株を買ったりするのは悪手です。
リスクも少なく中長期運用できる、インデックスファンドを買うべきだと思います。
我が家は米国株寄りなんですが、いろんな考え方がありますし、正解かどうかは何年も経ってみないとわかりません。
ただ制度としてはお得な部分がたくさんあるので、活用するべきではないかと私は思います。
2023年の制度終了までまだ数年ありますので、お子さんがいらっしゃるお父さんお母さんはぜひジュニアNISAを活用しましょう!
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