花粉症の薬や療法は色々ありますが、妊娠中は薬が制限されたり、どうしても制約がでてしまいますよね。
私も、それはそれはもうひどい杉花粉症なんです…
そして何と、妊娠すると花粉症の症状は悪化するということが一般的に知られています…
そんな中、私が妊娠中にどうやって花粉症を乗り切ったか、実際に何が効果的だったかをご紹介します!
まずは、どうして花粉症になるのか、そのメカニズムを確認していきましょう。
花粉症のメカニズム
[1]私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。
[2]排除すると判断した場合、[3]体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」と呼びます。
[4]抗体ができた後、[5]再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
[6]その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。
・・・そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。
引用:花粉症ナビ https://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/about/mechanism.html
つまり、自分の体を守ろうとして鼻水・涙・くしゃみなどが出るわけですね。
また、日本は花粉大国といえるぐらい一年中いろんな花粉が飛んでいます。
スギ花粉以外にもヒノキ、イネ科、ブタクサ、ヨモギなど…下の表を見ていただくと、一年中何かしら花粉が飛んでいることがわかります。
それでは、花粉症に対してできる治療はどんなものがあるのでしょうか。
一般的な治療方法(非妊娠時)
治療としては、二種類の治療に分かれます。
症状を抑えるのが目的の薬物療法と、アレルギー反応そのものを抑えるのが目的の減感作療法です。
どちらも医療に関わることですので、かかりつけのお医者さんと相談の上治療法を決めてくださいね。
薬物療法
大きく分けて、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬と、ステロイド薬があります。
抗ヒスタミン薬は、妊娠中の危険度はあまり高くないようですが(薬によっては妊婦禁忌の記載あり)、やっぱりお腹の中の赤ちゃんのことを考えるとあまり薬は飲みたくないですよね。
抗アレルギー薬は新しい薬も多く、きちんとした疫学調査がほとんどされていないようです。
絶対的な安全性が確立されていないので、妊娠中はできるだけ控えた方がいいという考え方が一般的です。
どうしても薬が欲しい場合は、医師に相談してくださいね。
ちなみに妊婦でもOKの抗ヒスタミン薬とされているのは、クロルフェニラミン(ポララミン)、セチリジン塩酸塩(ジルテック)、ロラタジン(クラリチン)で、 妊婦禁忌の抗ヒスタミン薬とされているのは、オキサトミド(セルテクト)、ヒドロキシジン(アタラックス)です。
禁忌とされているセルテクトなども、特に胎児に影響があったなどの合理的理由はないようです。
また、症状が強い場合局所ステロイド剤の点鼻薬、点眼薬も用いる場合もありますが、血中に吸収される量はわずかなので基本的に妊娠のどの時期においても安全に使用出来るようです。
なお、ステロイド系の点眼薬は妊娠中の長期使用を避けるように添付文章にありますので、注意してください。
減感作療法
アレルギー唯一の根治療法で、皮下注射を数日おきに行う皮下免疫療法、舌下に薬液や錠剤を毎日置く舌下免疫療法があります。
どちらも普通に生活していても少量ずつ取り込んでいるアレルゲンを意図的に体内に取り込む方法ですので、妊娠中や授乳中にも継続して治療することが出来るという病院もあれば、万が一の重篤な副作用が出た場合に赤ちゃんへの影響が出ないとも限らないので治療はしません、という病院もあります。
こちらの治療に関しても、どうしても実施したいという場合はかかりつけのお医者さんと相談してくださいね。
とはいっても、やっぱり赤ちゃんに何かあった時に「あの時薬飲んだせいかも…」なんて思いたくはないですよね…
日常生活の中で気をつけることができる対策は何があるでしょうか。
日常生活での対策
とにかく花粉に触れる機会を減らすことが一番です。
花粉がたくさん飛んでいる時期には念入りに対策をして出かけましょう。
具体的には、以下のような対策が有効です。
マスク・眼鏡・帽子を着用する
コートなどの上着はツルツルしたナイロン素材などを着用する
帰宅後はすぐにうがい・手洗い・洗顔をする
床の雑巾掛けや、窓際を特に念入りに掃除する
洗濯物は外に干さず、室内干しや乾燥機を使用する
窓はなるべく開けない
空気清浄機を使用する
喫煙・寝不足・過労やストレス・食生活の乱れなども花粉症の症状を悪化させる要因と言われます。
また、食事の消化吸収を行う胃腸、特に腸には、免疫に関係する組織が集まっており、ストレスに敏感に反応することが知られています。
花粉症対策として、腸内環境を整えることで、花粉症に負けない体が作られることが期待されます。
栄養バランスの良い食事をきちんと摂り、食物繊維や乳酸菌を積極的に摂りましょう。
妊娠中は特に体に色々な変化があって疲れやすい為、しっかり睡眠と食事をとり、ストレスを溜めすぎない生活を送れるといいですね。
また、私が実際に妊娠中だった時は、漢方を処方してもらったり、おすすめされた花粉症の症状を和らげることができるお茶を飲んだりして花粉の時期を乗り切りました!
花粉症に効果があった漢方とお茶
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血などを伴うアレルギー性鼻炎が花粉症によって引き起こされます。
花粉症の時に処方される漢方はいくつかありますが、小青竜湯は花粉症での処方の代表格です。
小青竜湯は水のような鼻水が延々と出るような鼻炎の時におすすめです。
小青竜湯は体を温め、水分代謝を良くし、発散作用によってアレルゲンを除去する、という働きで鼻炎の症状を改善します。
花粉が飛び始める前に早めの服用がいいようです。
ただ、漢方に関しては使用上の注意として、「妊婦または妊娠していると思われる人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。」という記載がありますので、自己判断はせずに相談の上服用してくださいね。
★★★★★ 5
花粉症で透明な水状の鼻水が出る人に向いているというので飲んでいます。鼻水だけでなく鼻づまりによる頭痛や目のかゆみもいいようで、すっきりしました。私の必需品となりました。
★★★★★ 5
他の花粉症の薬はどれも眠くなって大変でしたが、これは全然眠くならず、花粉症に伴う頭痛にもよく効いて私的にはとても良いです。
甜茶
甜茶は中国で健康茶としてなじみのある薬草茶の一つです。
甜茶の「甜」は「甘い」という意味ですが、実際ほんのり甘いです。
甜茶の葉っぱに含まれている成分が、アレルギーの原因になるヒスタミンの放出を抑えるという研究がなされていて、花粉症の症状が和らぐといわれています。
100%の甜茶はノンカフェインなので妊婦さんにも嬉しいですね。(他にも茶葉がブレンドされている商品もあるのでご注意くださいね。)
少し癖のある甘みなので、もしかすると好き嫌いが分かれるかもしれません。
私は好きで飲んでいました!
又、体重が増加しやすい妊娠時期などにも、甘いものを食べる代わりに甜茶を飲んで紛らわせたりもしていました。
★★★★★ 5 満足です。
日頃から花粉症対策のためにこの甜茶を飲用しています。甘いのが苦手な私もおいしいと感じるサラッとした甘みでとても飲みやすいです。
★★★★★ 5 甜茶、甘くて美味しい。
日本産を検索してこちらにたどり着きました。飲みやすく美味しいです。お薦めです。
べにふうき茶
べにふうきはお茶の品種で、日本の独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構によって開発された茶葉です。
べにふうき茶は「メチル化カテキン」という成分をたくさん含んでいルコとが研究でわかり、それが抗アレルギー作用があるようです。
茶葉やパウダータイプのものなどありますが、あくまで緑茶なのでカフェインが含まれます。
妊婦さんは量に注意して飲みましょう。
食事と一緒に飲んだり、食事後のお茶で飲んでいましたが、こちらは普通に緑茶のような味です。
パウダータイプのものだと、ちょっと緑茶の渋みを感じましたが、普通の緑茶と味は変わりません。
★★★★★ 5
私にはべにふうき茶合っていたようです。いつもこの季節は花粉の飛散が少ない日でもくしゃみ、鼻水が止まりません。飛散量が多い日には喉が痛痒く、目も痒くて毎日大変でした。しかし、届いたその日から飲んでみたら症状が軽くなりました。試しに1日マスクをせずに外出してみましたが、いつものようなくしゃみ、鼻水はでませんでした。体質によって合う合わないがあるとは思いますが、私のように花粉症で辛い方におすすめしたいです。飲みやすいのでこれからも毎日飲もうと思います。
★★★★★ 5 花粉症に
べにふうきは花粉症の時期には必ず買います。こちらのべにふうきは、味がよく普通の緑茶と同じ感覚で飲むことができるので、食事の時やのどが渇いたときなど、一日に何杯も飲んでいます。花粉症には穏やかに効いているように思います。
100gあれば、花粉症の時期には有り余るほどです。来年もお願いしたいと思います。
いかがでしたか?辛い花粉症ですが、様々な対策をして乗り切りましょうね!
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