血糖の数値が下がってとっても危険なんです!
妊娠糖尿病は妊婦さんがなるインスリン分泌異常の病気です。
妊娠糖尿病になると低血糖にもなりやすくなり本当に危険です。
私も次男を妊娠中に妊娠糖尿病になりインスリンを打っていたので、時々低血糖症状を起こしていました。
この記事は、妊娠糖尿病になってしまった方に向けての記事です。「インスリン 単位」と聞いてピンとくる方はお読みください! さち妊娠糖尿病になってインスリンの自己注射を始めたけど・・・どんどん単位が増えていって不安・・・[…]
当時血糖値を測定していたので、だいたいどのぐらいの数値になると低血糖症状が出ていたのか?
また低血糖の時の対処法や、低血糖にならないように気をつけるポイントをまとめました。
・妊娠糖尿病でインスリン注射をしている方
妊娠糖尿病、低血糖症状とは
妊娠糖尿病とは
妊娠糖尿病は平成22年に診断基準が変わりきびしくなりました。
平成21年の約2.5倍にまで増えている妊婦さんには珍しくない病気です。
赤ちゃんが出来て胎盤が作られると、胎盤からインスリンの働きを弱めるホルモンが出てしまいます。
なので妊娠中はそれを正常に戻すだけのインスリンを分泌する必要があります。
ですが、妊娠糖尿病の場合そのインスリンの分泌がうまくいかず血糖値が正常に保てなくなるんです。
妊娠糖尿病は、糖負荷試験という甘いソーダのような飲み物を飲んで診断します。
次の3つのいずれかが当てはまれば、妊娠糖尿病と診断されます。
- 飲む前の値・・・92mg/dl以上
- 1時間値・・・・180mg/dl以上
- 2時間値・・・・153mg/dl以上
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低血糖症状とは
低血糖は、インスリン量が体が求めている必要量より上回った時に起こります。
低血糖になると様々な症状が出て本当に危なくなると昏睡状態になり、最悪のケースでは死に至ります。
初期の症状(血糖値53mg/dL(平均値))
発汗、手足のふるえ、体が熱く感じる、動悸、不安感、吐き気、空腹感、霧視
中期の症状(血糖値48mg/dL(平均値))
集中力の低下、取り乱す、脱力、眠気、めまい、疲労感、ろれつが回らない、物が二重に見える、空腹感、霧視
さらに進行すると意識障害や低血糖昏睡を引き起こす
糖尿病ネットワークより抜粋
私はインスリンの注射を打っていましたが、朝食から2時間後の血糖値が高かったので朝のインスリン量がとても多かったです。
それで朝食から2時間後の血糖値上昇は抑えられていましたが、昼前ぐらいによく低血糖を起こしていました。
具体的に低血糖が起きていた状況をまとめると、
- 食事の量が少なかった
- 家事や育児でかなり体を動かしていた
- インスリンの量が多かった
という状況が多かったです。
朝ごはんを簡単に済ませて、午前中に掃除機かけて洗濯して洗濯物干してごはんの仕込みして・・・
なんてしていた日は大抵昼前にフラフラしてきて低血糖症状が出ていました。
低血糖症状は血糖の数値が50前後で起きる
血糖の数値が50mg/dLを切ると結構危ない状態
低血糖症状が出る数値は人それぞれです。
私が体感した感じだと、数値の目安として50mg/dLになると発汗・手のふるえ・動悸・空腹感の症状が出ていました。
朝インスリンを32単位打った後、昼前に49mg/dLという数値が出たのが一番低い数値でしたね。
50mg/dLを切ると結構危ない状態ですが、50mg/dLを切ってもあんまり症状がない時もありました。
低血糖になった時に出る症状もそれぞれ個人差があるので、自分が低血糖になっている時の状態をよく覚えておくことで素早い対応ができます。
無自覚性低血糖には注意!!
低血糖を経験してあまり間が空かないうちにまた低血糖になったり、頻繁に低血糖を起こしていると低血糖症状が何もなく意識障害を引き起こすことがあります。
無自覚性の低血糖はそのまま昏睡状態になり死に至る可能性もある、とても怖い状態です。
すぐに対処する必要がありますが、急に意識障害を引き起こした場合はすぐに救急車を呼んで医療機関へ行きましょう。
妊娠糖尿病で低血糖になってしまった時の対処法
低血糖になってしまったら、とにかくブドウ糖の摂取!
これに限ります!
ミヤマ漢方製薬のブドウ糖は、5gずつ小包装してあるので持ち歩きしやすくて便利でした!
また粉状なのでそのまま口に流し込んだり、水に溶かすこともできます。
10~15gのブドウ糖摂取で15分ぐらいすると血糖値の数値が上がり症状が治まります。
なければ砂糖や飴・市販のジュースでもいいですが、砂糖では血糖を上げるのにブドウ糖より時間がかかるので断然ブドウ糖が良いです。
ジュースは、ファンタやコーラなどにブドウ糖が入ってます。
ダイエット飲料などは人工甘味料で甘みがつけてあってブドウ糖が入ってない場合が多いので、飲んでも意味がないです。
私も数回低血糖を経験して、ブドウ糖のお世話になりました。
ブドウ糖を摂っても15分ぐらいは休んでないと動けなかったので、血糖値が上がるまでは横になってゆっくり休んでくださいね。
また、運転中に低血糖を起こすととても危険です。
おかしいな、低血糖かなと思ったらすぐに車を安全な場所に停めて様子をみてください。
まとめ:妊娠糖尿病で低血糖にならないために
インスリンの注射をしている妊娠糖尿病の方は、低血糖も起こりがちです。
赤ちゃんがどんどん成長し胎盤も大きくなっていくと、インスリン注射の量もどんどん増えていきます。
医師の判断でインスリン量が決められますが、日々の食事や運動量の変化によってどうしても低血糖を起こすリスクはなくなりません。
なるべく低血糖を引き起こさないためには、食事も運動も時間と量を決めてあまり増やしたり減らしたりしない事です。
規則正しく生活して、少し運動量が多かったなと思ったらあらかじめ補食を摂って補うことも必要です。
そして必ずブドウ糖を持ち歩くようにしましょう!
低血糖にならないように気をつけるポイント
- 規則正しい生活を送る
- 食事と運動の時間や量を一定にする
- 必要であれば補食をとる
- いざという時のためにブドウ糖を持ち歩く
妊娠糖尿病でインスリン注射を打ち続けるのは本当に辛いです。
元気な赤ちゃんに会えるために、頑張りましょうね。
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